4年間応援していただきまして、ありがとうございました!

皆様へ

4年1期という短い期間ではありましたが、大きな切っ掛けとして政治という決定権のある所で働かせていただくという大変貴重な経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。

ここで感じたことは、社会とはどんな人がどんな所にいて、互いに響きあい、支えあいながら生きているということです。

私も様々な市民活動をしてきましたが、行政が市民と感覚がずれているのではないかと感じてきた一人です。そして子どもを育てながら、様々なことを実感してきました。

困っていることを困っていると言える社会、助けることが出来る人が誰かの力になることが出来る社会は、誰にとっても安心して暮らせる社会であると言えます。

私は男女共同参画推進センターの講座に参加し、女性学を学び、自分のことは自分で決めていいのだという自覚をすることが出来ました。その気づきは、私の人生を変えたのです。その学びが、市民の代表である市議会議員という、大変重い職責に対してチャレンジすることの原動力になったのです。

市民感覚を持った生活者が、ローテーションという仕組みで大きな決定権を持つ議員を議場へと送り出す生活者ネットワークの代理人運動は、市民の議席を獲得するという点で、大変重要な活動であると実感してきました。

今の政治は大きな数ですべて決まるという流れが常態化しており、政治への期待が希薄化しているという現状がありますが、ひとりひとりがしっかりと自分の頭で考え、地に足をつけ、自分の言葉で対話し、互いを感じ、人権が守られ多様な生き方を尊重した社会を目指していくことは豊かな社会になると私は信じています。そのためには、多様な意見が反映される社会にしていかなくてはなりません。

どうか地球市民である皆さん。自らの言葉を持つことや行動することを恐れないでください。そして行動することの重要性をともに感じることが出来たら、私は豊かな社会の実現につながると思うのです。

そして、今まで生活者ネットワークが大事にしてきた食の安全を始め、これ以上壊されることなく豊かな自然や環境が守られ、誰もが自分らしく生きることが出来、人権の守られる社会となる為に活動していくことをこれからも応援していただけると大変嬉しく思います。

私の議員としての役目は終わりますが、これからも信念を持ち自分らしく生きていきたいと思っています。

誰もが自分らしく生きていくことが出来る、豊かな社会を目指して。

4年間、本当にありがとうございました!

二宮陽子