「ふたりぱぱ」第5回おしゃべりカフェは大盛況のうちに終了しました!!
2018年2月26日㈪10時〜、あくろすホール1(50名定員)満員御礼で開催されたおしゃべりカフェが終了しました🏁
私たちは、生活の中から見えてくる課題をテーマに,お茶を飲みながら気軽に話す場として「おしゃべりカフェ」を年4,5回のペースで開催しています。
今回は『多様性ある家族の在り方』をテーマに,「ふたりぱぱ」のひとりであるみっつんにおはなしして頂きました。
私は,前職で演劇に関わる仕事をしていたことから、市内にあるせんがわ劇場に市民として関り,そこで俳優として出演していたみっつんと出逢いました。
現在,スウェーデン人のパートナーと,代理出産により授かった2歳になる息子くんと3人家族としてスウェーデンで暮らしています。久々に帰省するというタイミングに時間を頂き、ゲイカップルの家族の日常を是非お話ししてほしいという念願が叶って実現したのが今回の「ふたりぱぱ」の開催です。
みっつんは,「親が悲しむから」とカミングアウトしていなかった頃、せんがわ劇場で上演された演劇「愛ってなに?」を稽古していく過程でゲイであることを初めて話すことができたそうです。自分らしく生きることのきっかけとして背中を押してくれたのは、信頼する芝居仲間だったということでした。その後,日本の法律では不可能な男性同士の結婚を海外で実現したこと,代理出産を選択して子どもが授かった経緯など,優しく慎ましい語り口で丁寧に話してくれました。
みっつんは,結婚を選択するときも,子どもを持つか持たないか,ゲイカップルがどのような方法で子どもを持つ可能性があり,その選択をどうするのか決める時も,その節目で話し合って決めてきたと言います。その道のりは平坦ではなかったと思いますが,終始自然体で誠実に自分と家族のことを話すみっつんの人柄に魅了され,会場は終始和やかな空気に包まれていました。
みっつんのブログ「ふたりぱぱ」では,息子くんとの日常がつづられており,その文章からは,子育て経験者の誰もがそうそうと思わずうなづいてしまう“子育てあるある”を想像することができます。満席となった50名の参加者の多くは,みっつんのファンやブログのフォロワーで,埼玉県等遠方から来られた方もいました。後半の質疑では,様々な立場の方からの質問に,飾ることなく誠実に答えるみっつんの生き方に多くの方が共感し,諦めることなく自分らしく生きるという勇気をもらったのではないかと感じました。
社会の規範や性的役割分業などの刷り込みなどから一歩離れ,多様な生き方や多様な家族のありかた,互いの違いを認め合うことでありのままの自分でいられる自由は誰にでも保障されるべきです。LGBTの象徴である6色の虹色(7色ではないんです!)のように,カラフルで豊かな多様性ある社会を目指し,未来へと手渡していきたいと強く思う時間をいただきました。