おとなCAPワークショップ模擬体験講座に参加しました

10月30日に、NPO法人青い空の方を講師とした、おとなCAPワークショップ模擬体験講座を体験しました。

CAPとは、子どもへの暴力防止プログラムのことです。いじめ、誘拐、性被害などの暴力に対し、自分自身を守る力や生まれ持っている権利について自分で気付き、ロールプレーで学んでいきます。

今回は、CAPとはどのようなものか体験しながら学んでいこうという会で、通常は子どもとおとなのセットの講座になっています。内容はロールプレイを中心に、未就学児から、高校生向けまで、年齢別のプログラムになっています。安心、自信、自由!を合言葉に、クイズ形式のやりとりや、逃げるときに出す声を実際に出してみること、お人形を使ってのロールプレーもあり、こどもは楽しく体験しながら学ぶことが出来ます。

私は数年前、学校の先輩ママに教えてもらい、興味を持ち、男女共同参画推進センターのイベントなどで、何回か単発の講座を受講したことがありました。

今の子ども達は自尊感情が低いといわれています。私も演技のレッスンを持っていたときによく感じていました。自分を感じること、自分は自分でいいんだと思える時間はとても大事であり、発達途上の子ども達にとって必要な教育です。だから、このCAPが、子ども達そして大人たちにも広がっていくといいなあ...

大人も、目からうろこな気付きがあったりします。子どもの視界を、専用のめがねや手を使って実感するところから講座がはじまるので、「えっ!こんなに狭く、見えにくいんだ!」「おとなは子どもに対して、普段からまさに上から目線だ!!」「子どもに、ちゃんと見なさい!なんて言ってしまうが、実際視界狭くてちゃんと見るなんて無理なんだ!!!」そんな実感がワークの中にあります。

在籍していた小学校も、以前は毎年CAPをやっていたと聞き、数年前のジェンダーバッシングの時代から、性教育などの取り組みの難しさを思うと、以前はそんな時代もあったのか...とうらやましくなってしまいます。くりかえしになりますが、子どもの成長にとって、自尊感情を育むことはとても大事なことですから、今すぐにでも教育に取り入れてほしいと思っています。

 現在、NPO法人青い空では、品川区、武蔵野市、練馬区の小学校や千代田区の保育園とこども園でCAPをやっているそうです。調布の子ども達にも是非、学ぶ機会をつくっていけたらいいと思いました。