若者が使い捨てにされない社会へ

 2014年厚生労働白書によると、全国のフリーターは182万人、ニートは60万人もいます。一度社会に出てもどこかで挫折しひきこもってしまう人や、不本意な働き方から抜け出せない人など、雇用のミスマッチや若者を使い捨てにする企業の問題がますます深刻です。

 

私たち東京・生活者ネットワークでは、昨年「若者の働き方アンケート調査」を行いました。

 その中でわかったのは、悩みや不満を抱えていても4人に1人はどこにも相談していないということです。「相談しても無意味」とあきらめている人が多くいます。

 労働基準監督署に訴えるだけでなく、その前に無料でいつでも気軽に相談できるNPOなど、若者の疑問や訴えに応える多様な場所が必要です。 

 また、いつでもやり直しができる社会になるように、最初のつまずき、たとえば高校を中退したり、学校に行けなくなった子どもたちのフォローが重要です。

調布市では、今年10月から、子どもと若者を支えるための居場所として、学習支援や就労支援につなげる「子ども・若者総合相談事業」をスタートします。これは、生活者ネットワークが提案してきたことから実現しました。

私、二宮ようこは、若者が希望をもって元気に生きていけるよう、学びなおしの学習支援や、就労支援、中学校からの労働法の授業など提案していきます。