2018年第4回市議会定例会 一般質問 ケアを担う子ども「ヤングケアラー」への支援をするために
12月5日に行われた第4回定例会の一般質問では、ケアを担う子ども「ヤングケアラー」について、質問をしました。
あまり知られていないヤングケアラーとは、ケアの必要な家族等の介護をしている18歳までの子どものことです。
日本ケアラー連盟と教育委員会が連携し、新潟県南魚沼市、神奈川県藤沢市、小平市で実施された小中学校教員に行った実態調査で浮き彫りになったヤングケアラーの実態について、支援の必要性を問いました。
遅刻や欠席、不登校、学習の遅れなどの原因となったり、遊ぶ時間や友達との関係にも影響があるなど、子どもの成長・発達への影響が大きいことから、早期発見と支援につなげることは大変重要です。そのためには、子どもの生活の場である学校での認識と、関係部署との連携も重要となります。
調布市でも、学校での教員に向けた実態調査を求めましたが、まずは校長会などでの周知をしていき、調査は実施しないとの答弁でした。
子どもは情報を集め、自ら声を上げて支援を求めることが出来ません。声がないから支援は必要ないということでは、適切な環境の中で子どもが子どもらしく健やかに育つ環境は保証されません。学校と福祉が連携し、支援していく仕組みを作っていくことは、大人の役割であると考えます。
ご意見、ご感想などありましたら、是非お寄せください。
「介護を担うこども「ヤングケアラー」への支援をするために」
⑴ケアラー(介護者)支援について
⑵関係部署では、ヤングケアラーの現状をどのように把握しているか
ア、福祉健康部と子ども生活部の認識について
イ、教育現場での認識は
⑶調査と周知について
ア、学校での実態調査の実施を
イ、市内広報を活用した周知を
⑷福祉健康部、子ども生活部、教育部の3つの関係部署の横断的な連携を