見えない害「香害」から健康を守るために

2017年12月11日 01時00分 | カテゴリー: 活動報告

2017年12月5日、一般質問を一問一答で行いました。

見えない害「香害」から健康を守るために

⑴「香害」と呼ばれる化学物質による健康被害について

「香害」と呼ばれる化学物質による健康被害が増加している。非営利活動法人日本消費者連盟では、「「香害」とは、柔軟剤、消臭除菌スプレー、制汗剤、芳香剤、合成洗剤などの強い香りを伴う製品による健康被害のこと。体臭は含まれない。」と定義している。「近所の洗濯物の匂いでベランダに出られない」、『人の集まるところに行けない』などの相談や、健康被害の症状として、頭痛、めまい、吐き気などがあり、重症化する事例も寄せられた。日本消費者連盟に設置された相談窓口「香害」110番では、今夏のうちの2日間で、電話、メール、ファクス等213件の相談が寄せられた。化学物質過敏症である「香害」は、誰でもいつでも発症する可能性があるため、健康被害から市民の健康を守るために質問します。

ア.市の認識は

市の消費者相談では、過去に2件の匂いによる相談が寄せられていた。重症化する深刻な健康被害もあることから、検証し、対策を講ずるべきと考えるが、現在の市の認識は。

イ.学校での対応について

調和小学校では、2003年にシックハウス症候群の問題があり子どもに健康被害が認められた。市では2年かけてガイドラインを作成し、現在も公共施設の検査が行われている。今、新たに「香害」と呼ばれる化学物質過敏症が問題となっているが、子どもたちへの影響や保護者からの問い合わせ等を含め、現在の学校での対応の状況を問う。

ウ. 市職員への周知について

窓口で対応する職員は、直接市民と接するため化学物質過敏症の市民へ配慮する必要がある。研修などで現状を正しく理解し、周知徹底を。また、環境部主催のシックハウス症候群に関する全職員向けの研修に「香害」についての理解促進研修を組み込めないか。

エ.周知と理解促進のためにポスターの掲示を

日本消費者連盟発行の広報誌には、啓発ポスターが掲示されている。さりげない言葉ややわらかい言いまわしが分かりやすく、周知と啓発に役立っている。

大阪市和泉市、千葉県佐倉市始め、自治体や市民団体等で作成し周知と理解促進のために掲示しているところがある。市でも作成し、庁内はじめ公共施設へのポスターの掲示を。

⑵環境負荷を軽減するために

「香害110番」を設置した日本消費者連名の洗剤部会では、設置理由について、「暮らしの場から合成洗剤を始めとする化学物質をなくし、石けんを使ったシンプルな生活を提唱しており、新たに「香害」という化学物質から身を守る社会を構築するために意見を集約した」としています。化学物質過敏症は、多量でも微量でも繰り返し曝露することで発症する可能性がある。日用品が原因であるため、改めて化学物質であることを認識する為に、環境負荷の軽減について考えることが必要。

ア.石けんの使用について

化学物質を避けることが出来るものは代替えなども含めて見直すことができる。市の学校給食室では石鹸を使用しているが、学校家庭科室では学校に任せているため、合成洗剤が使用されている例がある。水環境を守り、環境負荷を軽減するため、公共施設での石鹸の使用を徹底し、合成洗剤等化学物質を使用しない選択をする環境にやさしい調布の施策を推進するために、積極的な石鹸の使用を。市の見解は。

イ.学習の機会を

化学物質により影響を受けることで化学物質過敏症を発症するなど、学業に支障の出ている子どもや社会生活が困難になってしまう大人も一定数いることを理解していくべき。ある日突然発症することもあるため、誰でも被害者になる可能性があることを広く周知する必要がある。公民館の講座や、夏休みの子ども向けの企画、環境フェアなどのイベントで環境負荷や健康被害について知る為の学習の機会を。見解は。