2017調布市第3回市議会定例会一般質問「人権の視点に立ったLGBT支援施策の推進を」

2017年9月28日 12時13分 | カテゴリー: 活動報告

9月6日と7日の2日間、一般質問が行われました。

今議会は、調布市議会議員27名のうち、12名が一般質問をしました。

私は通告の3番目だったので、6日の午前、「人権の視点に立ったLGBT支援施策の推進を」というタイトルで行いました。

LGBTについて社会的な理解を深め、誰にとっても生きやすい社会を目指して具体的な対応を実行していくことが必要と考えます。そして、市民の福祉を充実させるために人権を守り職務に当たることは、行政の当然の役割です。人権の視点に立ったLGBT支援施策の推進について、市の考え方と方針について質問しました。

(1)庁内の担当課の明確化と体制の整備を

調布市においてもLGBTについてリーダーシップを持って推進していく担当課を明確に位置付けることが必要です。人権問題であるLGBTの取り組みについて、各課各窓口の対応を含め、市としてのLGBT施策を総合的に進める上で必要な、全庁的な検討体制の整備を求めました。

(2)当事者の声を活かした対応マニュアルの作成を

市役所業務においても、窓口担当者の不適切な発言により傷ついたり、時には自死に至る深刻な状態になることも考えられます。また、必要に迫られていることであるとしても、初めて会う人に自分のセクシャリテイを説明するのはとても勇気のいることです。当事者が何に困り、何に傷ついているのか現状を把握する為に当事者の声を充分に聞き、LGBTに関わる市役所業務での対応マニュアルを作成することを求めました。

(3)全職員、教育・保育関係者等に対する研修の実施を

市の職員の中にもLGBTの悩みを抱えながら仕事に従事する方がいることは、当然想定されることです。働く場が安心で安全が確保されていなければ、当然いい仕事は出来ないでしょう。まずは市役所がモデル事業所として、全職員がLGBTの理解を深め、適切な対応ができるよう研修を行うことは急務であると考えます。学校では、周囲と違うということでいじめにあう確率が高くなることから、差別やいじめを許さないことを明確化し、学校全体の方針として宣言することは、大変重要です。LGBTの学校生活実態調査では、LGBTの子どもの7割がいじめを受けたことがあると答えています。さらに3割は自殺を考えたことがあり、先生のからかい・いじめは1割ということは、教師による暴言や、心ない言葉で傷ついている子どもがいるということです。LGBTへの教師の無関心は悪意なき加害であるとも言え、多くのLGBTのこどもが学校で望ましい対応をされなかったことになります。先生が性的違和を感じている生徒を前に、どう対処していいかわからず、「変わった子」として黙認することにしてしまうというケースもあります。また、養護教諭やスクールカウンセラーも、LGBTの悩みを抱えた子どもたちが安心して相談ができるように、正しい知識の習得が必須です。また、保育の場面でも女のこは女の子らしく・おとこのこは男の子らしく振る舞うことや、決まった色で性別が分けられることや、男の子なんだから泣いてはいけない、などの性別に対しての誤った価値観で保育にあたることことの無いよう、保育士の方にも理解を深めていただくことが必要です。多様性のある社会への理解を深めるために、全職員、教育・保育関係者等に対する正しい認識を持てる研修を早急に行うべきです。

(4)居場所と相談できる場の創出を

ア、相談窓口の設置について

当事者の困難を解消する必要性から、自治体での相談体制の整備も必要です。LGBTに関したことで苦しんでいる人に寄り添い、困っていることに耳を傾け、必要な支援につなげるための専門性をもった相談窓口の設置を求めました。

イ)当事者が気軽に来られる場の設定を

行政主体の安心感を持ってもらえるような居場所等を提供していくべき。当事者の声を充分に聞き、本当に必要な相談できる体制の充実と、当事者が気軽に参加できるコミュニティースペース等の創出を求めました。