京都市空き家活用先進事例視察

2016年11月8日 04時35分 | カテゴリー: 活動報告

民泊施設

民泊施設

KIMG3355東京・生活者ネットワークの視察として、8月18日に京都市に行きました。

京都市では、京都市空き家等の活用、適正管理等に関する条例を制定し(2016年12月)、空き家発生の予防に関する取り組みとして所有者向け相談会・所有者と活用希望者マッチングイベント、活用・流通促進に関する取り組みとして地域の相談員登録(不動産業者)、空き家活用・流通支援専門家派遣制度、及び補助金、空き家活用×まちづくりモデルプロジェクト、流通促進事業による地域活性化等について、空き家活用まちづくりセンターの方の説明を受け、民泊施設へと改修された部屋や改修工事中の現場等を視察しました。

条例のポイントは、「活用」という文字が入っていることで、他の自治体の条例と大きく違うこと。京都という日本でも有数の観光地であることや、独特な街並みと、元々あった川をきれいにする活動などの、協働のまちづくりが観光とマッチし、大きく広がっていきました。そして、地元を愛する市民の力、若者のアイデアや、新しい視点を取り入れたモデル・プロジェクトへの行政の支援がまちづくりを加速させていったと感じました。また、モデル・プロジェクトでは、「留学生おこしやす」「中山間地域の魅力」「地域と調和した宿泊施設」の各テーマごとの特定部門のほか、自由テーマ部門が応募テーマとなっているところが、活用の可能性が拡がる内容となっています。社会や地域の変化に対応していくためにも、空き家に対する考え方の柔軟性も重要だと感じました。

調布の特徴である深大寺や、ラグビーワールドカップや東京オリンピックパラリンピックの開催地となるなど、地域資源を活かしたまちづくりとなるために、アイデアを出し合い、課題を共有することが有効ではないかと考えます。また、若者へ向けて発信する取り組みや、複数の立場の人が活動を続け、勉強会を続けてきたまちづくり協議会との連携なども重要です。市内の建築士、地元不動産業者等の助言、レンタサイクル等と共に、観光としての可能性を広げ、まちづくりを進めていくアイデアを出し合う場の創出等、今から取り組むことが必要ではないかと思いました。

また、条例を制定することで施策が充実し、大きくかわることを実感し、条例制定の必要性も感じた視察となりました。