安全保障法制案に反対する意見書採択を求める陳情について

 議会最終日、国会で審議中の安保法案の廃案と国民的議論を尽くすことを求める、陳情の行方を見ようと市議会議場には、100人近い人が傍聴に訪れました。

 開始早々、議事の進め方を巡って、会派が対立し、傍聴の方を長く待たせることになり、午後になってやっと開会されました。

 850人以上の市民の賛同を得て提出された陳情については、審議した総務委員会では不採択となり、この日の本会議でも4会派が採択を求める討論を行いましたが、自公の反対で不採択となりました。私は以下のような討論を行いました。

 陳情第3号  安全保障 法政法案2 反対する 意見書 採択を 求める 陳情について 、生活者ネットワーク が採択を求め 討論します。

 戦後70年 憲法9条とは 専守防衛のもと、国民が一人も殺されず、殺すこともせずにこられました。 世界で唯一の被爆国としても 日本は世界に向けて平和を アピールしていく べき 立場にあります。安倍首相は国民の生命を守る責任と、ことあるごとにいいます。しかし 集団的自衛権を行使して同盟国を軍事的に支援することを表明したら、日本も欧米諸国と同じように、テロの危険性が増し国民を守るより危険にさらすことになるのではないかと危惧されます。

 親としても中学生にかかわる大人としても目の前にいる子どもたちに「若者よ、国を守るために命をかけて行ってきて」とは言えないです。 まさに今、戦争か平和かの分岐点に立たされているという危機感を持つ人たちが多いのではないでしょうか。

 事実先週の6月24日の夕方、安倍政権の暴走をストップさせようと、主催者発表では3万人もの市民や多様な活動団体などが全国各地から結集して国会を取り囲みました。私も駆けつけましたが、年齢、男女を問わず様々な人たちが声を上げて思いをあらわしていて、人々がとらえているこの問題の大きさが伝わってきました。

 この安全保障法政法案は 国民のいのちにかかわり、国の方向性を決める重大な事だからこそ、しっかりと議論し、国民に理解できるようにきちんと説明するべきです。

 そして 市民の暮らしを守ることを最優先にするべき市議会としても、法案の撤回・廃案、 少なくとも今国会での採択をしないことその上で 広く国民的議論を尽くすこと。という陳情者の想いを受け止めて、意見書を国にあげるべきと考えます。

したがって、生活者ネットワークは採択を求めます。