住み慣れたまちで暮し続けたい

 私は、多くの市民の方とお話しする中で、「年をとっても住み慣れたまちで暮らし続けたい」という思いを聞いてきました。また、家族を介護している方は、介護の現実の中で、様々な悩みや声に出せない思いを抱えています。

現在、全国で65歳以上の人口は3,000万人を超えており、国民の4人に1人が高齢者という状況です。調布市でも、65歳以上の方は、すでに20%を占めています。

団塊の世代が75歳以上となる2025年以降は、医療や介護の需要が急増してきます。また、65歳以上の認知症の方は4人に一人という厚生労働省の報告もあり、認知症の増加も見込まれています。 

こうした高齢社会に向けて、調布市では、住まい・医療・介護・介護予防・生活支援を一体的に提供するためのしくみ、「地域包括ケアシステム」を作ろうとしています。二宮ようこは、介護が必要になっても尊厳を持って、住み慣れたまちで暮らせるためには、どのような支援やしくみが必要なのか、市民と行政がじっくり話し合って決めていくことが大切だと考えます。

地域ケアシステムの中では、住民によるボランティアも期待されており、そのための研修や制度を作っていくのも、市民の意見を十分に取り入れた上でなければ機能しないのではないでしょうか。 

二宮 ようこは、介護する家族の支援とともに、認知症になっても介護が必要になっても安心して暮らし続けることができる地域を作っていくために、市民の皆さんと対話を重ね、そこから作り上げた政策を市政に反映させていきます。